訪問看護師からのアドバイス:脳性麻痺児の家庭が訪問看護を受ける際の注意点や相談した方が良いこと

訪問看護師が脳性麻痺児のケアで見ているポイントや看護師に相談した方が良いこと

脳性麻痺時の家庭が訪問看護を受ける時には、まず児が医療機関を退院する前に家屋調査に伺うことも少なくありません。

なぜなら、在宅生活を送るためには、脳性麻痺児が生活する環境をある程度予測して準備しなくてはいけないからなのです。

訪問看護師が事前に家屋調査を行う理由とは?

脳性麻痺児はそれぞれ程度が異なり、呼吸器を装着した児もいれば、そうでない児もいます。もしも呼吸器を装着している児は、それだけのコンセントも設置場所も必要です。

痰を吸引するための吸引器の置き場も必要になるでしょう。

またベットを置くことになるので、部屋の大きさのある程度必要です。

脳性麻痺の程度が重いほど、医療的なケアが必要なことが多く、病院からも吸引や栄養に関する物品を持ち帰ることが多くなります。

またおむつなどのストックも必要なので、それだけ置き場所が必要になりますね。

児のスペース、医療的な機器を置くスペース、保管スペースなど動線を考えながら、児を迎え入れる準備をするのです。

そのため訪問看護を受ける時には、家屋調査が重要なのです。

訪問看護師が家族から相談される内容とは?

家族も初めての在宅生活なので想像ができないことも多いです。

そのためなんでもいいので、気になることは聞いてほしいですね。

質問を受けることで、このご両親はどんなことを不安に感じているかということを知ることができるので、私たちも勉強になります。

脳性麻痺児も育児で看護師が相談される実例とは?

訪問看護師がご家族からよく相談されること
脳性麻痺児が在宅にかえるときに、よく質問されることが以下の質問です。

訪問看護ってどんなことをしてくれるのですか?

私たち看護師が持っている能力を生かして、さまざまなケアを提供することが出来ます。
ただ一番初めに主治医の指示書をいただくので、その内容に沿ってケアの内容を考えていきます。

もしも私たちが経験したことがないようなことをしてほしいと主治医にお願いされた場合は、事前に病院に研修にいくこともあります。

また人工呼吸器などを装着して退院する場合は、児によってそれぞれ使用する機器が異なるので、事前に人工呼吸器の業者と連携をとって説明をうけます。

必要とされる乳幼児ケアや医療的ケアにかかわることまで、決められた時間の中で必要なことを行うと考えてもらうといいです。

ただ時間が限られているので、その中でできること、ご両親がやってほしいことなどを聞きながら、計画を立てていきます。希望を聞きながら、お互いの要望を擦り合わせていく話し合いを持つことが大切ですね。

どんな時に電話してもいいのですか?

24時間緊急対応をしているので、何かあれば連絡をしてきて良いことを伝えていますが、実際にはどんな時に連絡をしていいのか迷うご両親が多いです。

もちろん命に直結するようなチューブの自己抜管の時には迷わず連絡をしてくるでしょう。

しかしこんなことで連絡してもいいのか?と思うようなちょっとしたことが質問の対象になるのです。

脳性麻痺児が退院して家に帰るとき、通常の乳幼児のお世話に加えて、医療的なケアが必要になることも少なくありません。

始めての育児の場合は、乳幼児のお世話という点でも不安が大きいです。
入院中からあらゆることを想定して指導を受けてきているご両親ですが、実際にその状況に遭遇したときには、気が動転することもあります。

そんな時に慌てず、連絡をしてくれたらいいのです。

私たちも電話で答えられること、解決できることであればアドバイスをして終わりということもあります。しかし児を実際に見て判断したほうがいいなと思った時には当然訪問します。

どんな時でも気にせず連絡してきて構わないのです。
それがお互いの信頼関係の構築にもつながると思っています。

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