理学療法士と言う職業を知っていますか?
(もちろん、国家資格です)
関係する事がないと馴染みのない職業になるのかもしれません。
「日本理学療法士協会の理学療法士とは」を見ると、
「ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。」
リハビリテーションと聞くと、皆さんが想像するのが怪我や事故による身体の負傷のリハビリテーション、
または、高齢者の健康管理、身体機能保持・増進のためにリハビリテーションが想像されると思います。
当然ですが、生後間もない新生児からの療育(リハビリ)も担当しています。
例えば、1歳児検診で発達の遅れを指摘され療育センターに通い療育を行う。
1000グラム未満で生まれた超未熟児は、運動機能などの発達、成長が遅れてしまったり、スムーズにいかないケースもあります。
そのような場合、子供の成長に寄り添い、機能の回復と発達を継続的に促していくのが、理学療法士の仕事になります。
しかし、0歳などの新生児や子供が小さいと嫌がってしまいリハビリが進まない事もあります。
そこで、遊びの要素もとりいれて、子どもにリハビリに興味を持ってもらう、そんな工夫が必要になります。
そんな理学療法士が勧める(理学療法士に勧められた)市販されている育児玩具をその理由とともに紹介します。
まず1回目なので、生後2か月から半年程度で使えるおもちゃを2つ紹介します。
1.オーボール
対象月齢:
生後2ヶ月、3ヶ月くらいから
お勧めする理由:
おもちゃを握る力があまりなくてもボールと手が絡まって簡単に持つことが出来ます。
小さいうちは握って振るだけかもしれませんが、それからボールを転がして目で追いかけたり、動けるようになればボールを自分で追いかけてみたりと幅広く遊ぶことが出来るし、長い間遊ぶことが出来る優れものです。
小さいうちはなかなか一人で遊ぶことが難しかったりしますが、このボールだと一人遊びを上手にすることが出来ます。
2.ビーズコースター(特に土台のところに鏡がついている物)
対象年齢:
生後半年前後から
お勧めする理由:
生後半年だと、今は寝返りをしていて、もう少しでお座りも出来るようになってくる頃なのかなと思います。
まだ、手先はそこまで器用ではなく自分の手を舐めてみたり、軽いものを持って舐めてみたりとまだ遊ぶ幅は広くないとは思います。
でも、いろんなことに興味津々で、遊びながら自分の顔が見えたりすると、色々考えてみたりして頭を使うきっかけになることや、思う通りに動けなくても頑張って欲しがるようになり、動くきっかけになります。
ビーズコースターで遊ぶことで、一つ一つのビーズをレールに合わせて手を動かすという、大人からしたら簡単のように見えますが、子供からしたら意外と神経使う遊びの一つではないのかなと思うからです。
この遊びでは手先を鍛えられるだけでなく、頭もしっかり使って遊ぶことが出来ます。
身体のプロならでは視点で紹介されると、納得感が違いますね。
当然ですが、理学療法士によっては違う商品を進める人もいると思いますが、
参考としてご確認ください。
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