2歳8ヶ月の娘を育てています。
絵本育児を始めてから、娘の想像力が高くなったからなのか、絵本を読んでいると絵本の世界にグッと引き込まれていくのがわかる絵本があるので紹介したいと思います。
子供が絵本に引き込まれるには
その前に、絵本の世界に子どもがいけるように、私は常に注意していることがあります。
それは、娘が絵本の世界に行きやすいように、補助役のナビゲーターのような感覚で読んでいます。
そしてなおかつ淡々と、噛まないように読むことを意識して絵本の読み聞かせをしています。
こうすることで子どもの想像を邪魔せずに絵本の世界に導いてあげられるのではないかと私は思っています。
では絵本の紹介をしていきたいと思います。
ふねがきた!(福音館)
この絵本は港に大きな船がきて、人や荷物がおりて、また人や荷物が乗り出て行く様子が書かれています。
物語はとても単純で、大人からすると面白いような所はありません。
でも娘は船を近くで見たことがないので、沖からどんどん近づいてくる大きな船が来ている様子、船の中にたくさんの人、たくさんの荷物が入っている様子、船が沖に出て行く様子をこの本を通じて実体験をしているようにのめり込んでいく様子がみえます。
シンプルな絵の絵本なので想像が膨らませやすいとも思います。
よるのおきゃくさま(福音館)
田舎のおばあちゃんちに行ったその日の夜の窓に張り付く色々な虫の様子が書かれています。
今、どんどん外が暖かくなり、我が家の網戸にもたくさんの虫がつくようになりました。
その様子がこの本とそっくりで、この絵本虫が窓についている様子がとても興味があるようにじっくり見ていました。
きっとこの絵本で見るこの虫は、もう少し山の方に行かないと見れないような色々な色の蛾や昆虫が載っていて絵本の中で虫を見ている女の子と娘は自分を重ね合わせて絵本の世界に入っている様子がわかりました。
まるで自分が主人公のようになって絵本の世界に入っています。
この本の特徴は、出てくる人達の顔がとても素朴だということ、特に特徴のない顔なのでその分その子になりやすいように感じます。
アサガオのなかはみずがいっぱい(福音館)
この本の主人公は水です。水がアサガオの根から入っていき、花の部分までいく様子が書かれています。
茎の中の様子、葉っぱの中、アブラ虫が怪物のように見えたりと、多分顕微鏡でみないと体験できないような世界が書かれています。
我が家の娘はアサガオを知っているのかわかりませんが、娘は、壮大な世界に入っているように思いました。
今年はアサガオ育て、いつかこの絵本と、この花が同じなんだ、こんなことがこの花の中で起きているんだと気がつくとより楽しいだろうなと、その気がつける時を待ちたいと思います。
絵本では、普段なかなか体験出来ないことが体験出来ます。
それも数分で。
そして読んでいる人はいつも近くにいてくれる家族。子どもにとってとても素敵な時間のように感じます。
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