子供が生まれてから考えるお金の話の第6回目になります。
<目次>
第1回:資産運用、はじめの一歩(お金の話とは何を考えるのか)
第3回:資産運用(投資・保険)より、まず生活習慣(固定費の節約)の見直しを
第5回:保険いる? いらない? ~子供が生まれたら考える保険とは~
第6回:投資(資産運用)をするなら、これを見て
第7回:証券投資(株式投資、投資信託)でのお勧めは
第8回:海外投資・海外銀行・海外証券口座開設はいらない。その理由
第9回:家は資産? あなたの場合は負債かも。 不動産購入の考え方
今回は、第6回:投資(資産運用)をするなら、これを見て
ようやく資産運用の話になりました。
これまでの5回にわたって、生活防衛の貯金(最低6ヶ月分)の確保、固定費の見直しを説明してきました。
これらができた人が、ようやく資産運用を行うことになります。
まず、資産運用とは「お金を使ってお金を稼ぐ」ことです。
一般的に資産運用とは次のようなものなると思います。
1. 貯金(定期預金なども含む)
2. 株式投資
3. 投資信託投資
4. 不動産投資
5. FX
これ以外にも仮想通貨等がありますが、
一般的に、資産運用と言えば、2~4が代表的です。
最近では、このようなサイトでの収益を稼ぐ人もいます。
残念ながらこのサイト「みんなで育児」の収益は0にもならないマイナスだそうです、、、
資産運用の前に知っておくべきこと
資産運用と言っても、何からすれば良いのか分からない人が多いと思います。
これを銀行やFPに相談すると、投資信託を勧められ。
証券会社で相談すると株式や投資信託を勧められる。
正直、カモになるだけです。
なぜなら、「何から始めれば良いのか?」と言った質問をすれば、
「この人は金融知識がない。」と思われ、その金融機関が売りたいもの(金融機関が稼げるもの)を推薦されます。
金融機関は営利企業です。あなたが金融機関に相談する時間も彼らの給与の一部を使っています。
相談は無料と言っても、タダより高い物はないのです。
金融機関やFPに相談する前に、「この人には(金融機関にとって都合の良い)商品は勧められない」と思われるような良い質問をする知識を身につけてください。
金融知識として、知っておくべき今の金利
このサイトの執筆は2018年12月です。
今、メガバンクに定期預金した場合の預金金利は0・01%です。
10年ものの日本国債の利回りは0・033%でした。
そんな状況で10%の利回り保証を謳う金融商品があったとしたら、そこでおかしいと思うべきです。
※少し前に破綻した「かぼちゃの馬車」は8%でした。
10%の利回りがある商品ならば、最初に大金持ちや大企業、金融機関が買い占めます。
そこに気づかないような非常識な人や金融についてあまりにも無知な人が多いのです。
残念ですが、自業自得、高い授業料を払ったと思うしかありません。
社債でも、大企業のトヨタが2018年に発行した利回りは、次の通りです。
・3年債で表面利回り0.01%
・5年債で表面利回り0.08%
これでも「順調な滑り出しを切った。」と言われるように、
金融のプロたちが購入するのです。
私も金融については専門家だと自認していますが、
「5%利回りを保証したリスクのない金融商品を売ってください!!」と言われても、
「ないです。そんな商品があれば、自分で借金してでも買います。」と答えます。
金融機関が皆さんに貸したがる住宅ローン金利でも、フラット35なら
35年で1.365%からです。
住宅ローンの金利を超えるような利回りがある商品などは、
リスクが高いと思ってください。
あなたが何十億円もの金融資産を持っていなければ、
「あなただけに特別にお知らせする・・・」などと言った金融商品は存在しません。
悪く言えば、数億円程度の資産家は手数料をむしり取るカモの対象です。
なぜ資産運用をするのか、あなたの資産運用の目的について
かなり怖い事を記載していますが、資産運用はリスクが伴います。
しかし、きちんと金融知識を持っていれば、そのリスクはかなり抑える事ができるのも事実です。
そもそも資産運用の目的は何でしょうか?
よく言われるのが、次の3つです。
・子供の教育資金や老後の資金が心配
・貯金・預金では金利が引いから
・物価の上昇が心配
そして、その目的に対応する資産運用での対応策は次の通りです。
⇒複利の効果を使って、長期的に運用することで資金を確保することができます。
⇒株式の配当金や債券の利金は、預金などより高い利回りが望めます。
⇒株式や投資信託なら物価の上昇に備える事ができます。
ですが、これらの対応策を見ても、イメージができないと思います。
どのように始めるのかをお知らせします。
子供が生まれた人の資産運用の始め方
子供が生まれた人へ向けた資産運用ですので、
読者の多くは20代~30代だと思います。
そのため、資産運用の方法として、大きく2つの流れをお勧めします。
資産運用1は、基本的には毎月積立による国際分散投資(ETFや投資信託)への投資になります。
また、そのやり方として、税金の優遇制度や控除ができる方法で行います。
税金の優遇制度や控除のある方法とは、次の内容になります。
▲企業型確定拠出年金(DC)
▲iDeco(個人型確定拠出年金)
▲NISA口座
▲ジュニアNISA口座
では、次回で具体的な方法をお知らせしたいと思います。
まとめ
第6回では、資産運用の概要についてお話ししました。
☑ 資産運用は生活防衛費(最低6か月分)の確保と固定費(通信費や保険)の見直しができた後で考える
☑ 金融機関が「あなただけに特別に・・・」などと言うのは、最低でも十億円以上の資産がないとしないと思うべき。
☑ 最低限の金融知識を身に付けましょう!! 少なくとも住宅ローン(フラット35)の金利を超えるような金融商品はリスクが高い。
☑ 資産運用の方法は2つある。
1.国際分散投資でリスクを抑え長期的な視点で運用する方法
2.1を行った後での余裕資金を使って、株主優待やリスクをとった収益の確保を狙う方法
☑ 資産運用は、税金の優遇制度や控除のある方法から始める。
以上です。
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