子供が生まれてから考えるお金の話の第2回目になります。
<目次>
第1回:資産運用、はじめの一歩(お金の話とは何を考えるのか)
第3回:資産運用(投資・保険)より、まず生活習慣(固定費の節約)の見直しを
第4回:こんなに怖いよ、リボ払い。クレジットカードの使い方
第5回:保険いる? いらない? ~子供が生まれたら考える保険とは~
第6回:投資(資産運用)をするなら、これを見て
第7回:証券投資(株式投資、投資信託)でのお勧めは
第8回:海外投資・海外銀行・海外証券口座開設はいらない。その理由
第9回:家は資産? あなたの場合は負債かも。 不動産購入の考え方
今回は第2回目「本当に考えるべきお金の考え方の順位」です。
まず、1回目「資産運用、はじめの一歩(お金の話とは何を考えるのか)」において、
家庭の収支を把握する事の重要性と、その方法をご紹介しました。
今回の2回目は家庭の収支を把握した後で、どのようにお金を増やしていくかについて、
考えるべき順位を説明させてもらいます。
実は、この「子供が生まれてから考えるお金の話」では、この2回目が一番重要だと思っています。
まず、結論(順位)を先に発表します。
- 生活費の確保
- 固定費の見直し
- 資産運用1:子育て家庭限定(万が一に備える保険)
- 資産運用2:税金還付(ノーリスク)のある個別年金、確定拠出型年金(DC)、iDeCo
- 資産運用3:自動積立
- 資産運用4:株式(貰ってうれしい株式優待など)
- 資産運用5:余裕資金でハイリスク・ハイリターン投資(株式、FX、仮想通貨など)
【生活費の確保】
まず何かあった時に迅速に使える生活防衛のお金です。
半年分の生活費を貯金(理想は1年間)してください。
つまり、万が一、事故にあったとき、急に病気で入院をすることになった場合など、
家族が通常通り生活できる基盤としてのお金を確保することです。
このお金は当日、遅くても翌日には使うことができることが条件です。
基本には銀行貯金です。せいぜい、証券口座に入金すると自動で購入されるMRFなどがあるくらいです。
そのため、定期預金・株式・投資信託などは対象になりません。
なぜなら、現金として手元に持つまでに数日間の時間が必要になり、
「今から出金して明日に使う!!」と言う場合に利用できません。
このように、現金化しやすい(すぐに引き出せる)資産のことを
金融や経済学では、流動性が高い資産と言います。
余程のことがない限り、銀行貯金(普通預金)で持つことをお勧めします。
このお金を確保することで、生活への安心感が非常に高くなります。
さて、次の2~7がようやく資産運用の話となります。
良く主婦向け雑誌や経済紙などで特集される節約や保険の内容です。
長くなるので、第3回目で節約(固定費の見直し)として、順々に説明します。
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