私は、子供を授かってからというもの、たくさんの行事ごとが多いけど詳しく知らない事が多々ありました。
子供が産まれたからこそ感じる、日本の行事の大切さ。
しっかりと理解し子供に伝えていきたいと思い、購入した一冊の本を紹介したいと思います。
「子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本」(永岡書店)
この本は、キャラクターに鹿の家族が出てきて、
一年の行事を行っている様子が書いてあります。
また絵が多いので、視覚ですんなりと入ってくるのはもちろんのこと、
2歳7ヶ月の娘は、この本のカラフルな絵が好きで、時々、「よんで」と持ってきます。
もう少し大きい子だったら、
日本の行事をこの本で学べると思います。
私がこの本を買ったきっかけが、今年の正月でした。
実家ではおせちを毎年作っていましたが、おせちに何を入れて良いんだろう?
家の周りでは玄関に、松竹梅をくくったものをつけているけどあれは何?
子供が2歳になり、食べられる物も増え、出来る事も多くなってきた今年だからこそとても悩みました。
結局お正月付近は旅行に行ったので大掃除もせず、おせちもなく過ごしました。
ただどこかでずっともやもやしていました。その中で、出会ったのがこの本でした。
この本にも、
「子どもが生まれると、日本の行事にふれる機会が増えませんか。お正月でも節句でも、それまでとは違う過ごし方になり、家族の笑顔を見ていると幸せだなと感じることとおもいます。・・・・
日本の行事は、家族の幸せを願う気持ちを形にしたものだから。家族に対する愛情表現になるからです。」
と書かれていました。
まさに、家族の幸せを願い初詣に行く、節分には豆をまくなど、しています。
行事は子育てを豊かにする愛情表現
そしてこの本には、
行事は子育てを豊かにする愛情表現「行事育」と提唱されていました。
「行事育」のベースは、文化と愛情で
「行事育」には、
心の根っこになる・絆になる・心豊かになる・賢くなる・元気になるという五つの力があるそうです。
行事は毎年その時期がくる度にまるで「思い出ボタン」が押され家族との思い出がよみがえってくるのも大きなメリットだそうです。
確かに、お正月、節分、雛祭り、お彼岸など日が近づくにつれて、実家ではこうしたなと思い返されることばかりです。
昔はおはぎがきらいだったのに、今では娘のために(ご先祖様ではなく・・・(笑))
お彼岸におはぎを作っている自分がいます。
娘だけでなく、自分が母にして貰っていた事を思い出す
母にあんこの炊き方をきいたりして、でもなかなか上手く出来ないので、
そのたびに、あんこをいつも炊いてくれていた母や祖母に感謝の気持ちが出てきます。
自分も母になって初めてわかるありがたみがたくさん出てきました。
そしてこの本には、毎月知らなかったような行事も書いてあり、とても勉強になります。
また主人は、あまり行事に詳しくないので、よくこの本を見ながら、勉強しているのを見かけます。
主人が一番ちゃんとやりたいと思っているのは、七五三かもしれません。
うちの主人は普段多くの時間を子どもと過ごせていなく無口な人なので、このような場面を見ると、子どもの事を大切に思ってくれているんだなとうれしくなりました。
行事のことが家族みんなわかりやすいとてもおすすめな1冊です。
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